みなさん。

暑い8月が過ぎ9月になりました。さて今回はANAの客室乗務員の正社員化のニュースについて書きます。

8月20日に新聞などの報道により、ANAの客室乗務員の契約社員から正社員化が大きくとりあげました。

詳しいないような以下のようなものです。

『全日本空輸は19日、客室乗務員の契約社員採用を廃止し、平成26年度入社からは正社員採用に切り替えると発表した。既存の契約社員も26年4月1日付で正社員に雇用形態を切り替えるが、契約社員での雇用を望む場合は2年の猶予を与える。  記者会見した河本宏子客室センター長は「日本の航空会社だけでなく、中東や欧米などの航空会社、LCCとの競争が激化し、新幹線の延伸など他の交通機関との競争も見込まれる」と指摘。客室乗務員の正社員化を進め、「より安定的に長く働ける環境を整え、サービス強化と利用者の満足につなげる」と語った。  一方、日本航空の場合は客室乗務員を1年間の契約社員として採用し、3年経過後に本人の希望や勤務実績などを踏まえて会社側が正社員に登用するかどうかを判断するとしている。』


報道では、良質な人材の確保が前面にでていますが、私の感想では、今年4月から改正された労働契約法が遠因だと思います。

今回の改正では、有期雇用契約が5年をこえると基本的には、期間の定めがない契約に移行するものです。

5年以上の起算日は平成25年4月1日以降です。


つまり、現状の有期契約を継続しても、5年後には期間の定めがない雇用契約に移行する可能性が大だということです。

今回のANAの制度改正は、あたかも人材の確保が前面にでていますが、実は改正労働契約法対策ともいえます。

大手企業の将来を見据えた取り組みには、さすがだなと感じました。またそのPRの仕方が秀逸なので、企業ブランドイメージが大きくアップしました。

今回のANA客室乗務員の正社員化は、他の大手企業にとっても参考になる事例だと思います。

5年後に、あわてて対応するより、事前に対応しておくことが重要です。

それでは・・また♪



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