みなさん。

今回は、介護処遇改善交付金(キャリアパス要件)について詳しく解説していきます。

今回の交付金のキャリアパス要件は

1、職員の職位、職責又は職務内容に応じた任用等の要件を定めている。

2、職位、職責又は職務内容に応じた賃金体験について定めている。

3、就業規則等の明確な根拠規定を作成し、すべての介護職員に周知している


とあります。

つまり、職員の任用の基準を明確にして、それに連動した賃金体系を構築し、その内容を書面で作成し、介護職員へ周知すること

です。


ここで、大きな誤解をまねくのが、キャリアパス作成にあたって、職能資格制度の人事考課制度を導入しなければならないと考えてしまうことです。

今回のキャリアパス要件について、厚生労働省等の資料を何度も読み返してみても、今回のキャリアパス要件では、人事考課制度とリンクすることをかならずしも求めていません。


県等主催の説明会では、このシンプルな原理・原則を上手に説明していない向きがあります。

であるならば、今回のキャリアパス作成の目的とはなんでしょう。

一言でいうなら、介護職員のための将来像と目標の共有です。


分かりやすく解説すると、どのくらいの期間働けば、どの役職につくことが可能になるのか。またはどういった資格や業務遂行能力が職位・職責があがって行った場合必要となるのかを明確にすることです。

これは、実際のキャリアパスの作成に着手していただくとよく理解できると思います。

さて、今回のキャリアパス作成のメリットは、

従業員にとって、勤務している事業所での昇給や昇格の基準が明確になることです。そのため、職員一人一人の目標が階層ごとに明確になっていきます。さらに、自身の未来像がつかみやくすなります。


また、事業主にとっても、従業員の未来像を明確にすることにより、モチベーションアップ又は人事考課導入へのツールとして利用できます。



※私は、今回のキャリアパスを『介護職員キャリア形成マップ(賃金含む)』『介護職員の処遇の未来予想図』と理解しています。


最後に、今回のキャリアパス作成の手順です。

まずはじめに事業所の職員が幾つの階層にわかれているか再確認してください。


すくなくとも、経営層、中間管理職層、一般職層と3階層はあるはずです。

また、一般職員についても、新入社員、中堅、ベテランといった3つの区分があると思います。


これらの、階層及び区分ごとに賃金や任用の要件などを明示していけば簡単にキャリアパス要件は出来ます。


難しくないですよ。(^v^)


それでも、理解ができない難しいと感じる方は、

山本真一社会保険労務士事務所にお問い合わせください。


また、大分県内に限りますが、

介護労働安定センター大分支部の雇用管理コンサルタント制度(無料)をご利用いただければ、私が直接説明に伺うことも可能です。



今後は、定量的要件についても書いていきます。
楽しみにしてくださいね。分かりやすく説明します。

それでは・・・また(^v^)♪

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