。こんにちは。
私もカウンセリングにであって、8年くらい経ちますが、カウンセリングを学び始めまた頃と現在とではカウンセリングに対しての考え方が変わってきたのも事実です。
その1つが、「カウンセリングする場面」と「カウンセリング的話の聴き方する場面」を意識して使い分けるようにしています。
カウンセリングを学び始めた頃は、学んだ技術を実践したくて色々な場面や人を対象に試してみなくなるのものです。
家族等に試してみる場合は問題はないのですが、いきなり友人知人等にカウンセリングをするというのは、少々問題ありです。
なぜなら、カウンセリングをする場合には、やはりクライアントとなる人がこれからカウンセリングをうけるという了解が必要です。その了解を取らずにカウンセラーがカウンセリングを行うとクライアントが拒否反応を起こす場合があるからです。
具体的に、私が体験した事例を紹介します。
それは、カウンセリングを学び始めた初期のとき、カウンセリング(傾聴、受容、繰り返し、要約)等を使って知人の話を聞いていました。
すると、知人から「何か変」という言葉がかえってきました。
今考えてるおかしいのですが、普段の私の言葉づかいや態度と違っていたので、相手が違和感を感じたからだと思います。
私が事前にカウンセリングするという了解を相手にとっていなかったのが問題だったのです。
私のコーチは、友人と電話で話しているときに、友人が相談を始めた場合やコーチ自身がコーチングを始めたくなった場合は、その前に「友人として話を聴いてほしいのか」「コーチとしてコーチンングしていいか」確認するそうです。
カウンセリングを学び、自分はカウンセラーであるという人には、カウンセリングを行うにあたっての倫理観の矜持が不可欠です。
なぜなら、カウンセリングのテクニック・技術はとてもパワフルです。
そして、相談者・クライアントの内面に深く立ち入っていきます。
現在の私は、カウンセリングを行うとうとき以外は、カウンセリング的な話の聴き方に終始するように心がけています。
NLPに「意識的有能」「無意識的有能」という考え方がありますが、カウンセリングを学び始めた頃は「意識的有能」の状態です。意識しないとうまく相談等にのれない状態です。しかし、訓練の積み重ねにより徐々に「無意識的有能」の状態に近づいていきます。
「無意識的有能」の状態には、「自己一致」「純粋性」を保ちながら、相談者に適切に対応できることだと思います。
現在の私は、あまり意識しなくても、「傾聴、要約」等ができるようになったかなと思います。
最後に、相談者としてどのような態度・心がけが必要であるかについて解説した本を紹介します。
カウンセラーというよりも、職場などで良い相談者になるための基本的な態度について書いています。
心を伝える技術―自分を知り、相手を知る心理学 (PHP文庫)
著者:國分 康孝
販売元:PHP研究所
発売日:2001-04
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